『農業技術大系』野菜編 第2巻 基+560の32~基+560の53(ページ数:22)

トマト>基礎編>環境制御

オランダに学んだ環境制御の取り入れ方

開始ページ: 基+560の32

執筆者: 斉藤章

執筆者所属: (株)誠和。

備 考: 執筆年 2014年

記事ID: y392024z

見出し

 1.統合環境制御の考え方 ・・・〔1〕
  (1) わが国とオランダの施設園芸の特徴
  (2) 植物栽培の基本は光合成 ・・・〔2〕
  (3) 統合環境制御の経費試算
  (4) 品質向上を伴なう高収量栽培
 2.環境制御の始め方 ・・・〔3〕
  (1) 環境測定から始める
  (2) 測定方法
  (3) センサーの適切な設置場所
  (4) 環境測定の応用 ・・・〔4〕
 3.光の管理
  (1) 光の重要性
  (2) 光―光合成曲線
  (3) 栽培施設内に光を入れる ・・・〔5〕
  (4) 受光量を高める
  (5) 受光できなかった光の活用 ・・・〔6〕
  (6) 光を言い訳にしない
 4.CO2の施用
  (1) CO2の意味,位置づけ
  (2) CO2施用の必要性 ・・・〔7〕
  (3) ゼロ濃度差CO2制御方法
  (4) ダクトを用いた群落内施用 ・・・〔8〕
  (5) 経費
 5.湿度管理
  (1) 施設内の湿度環境の特徴
  (2) 湿度の単位
  (3) なぜ高湿度になるか ・・・〔9〕
  (4) 病害対策
  (5) 低湿度対策 ・・・〔10〕
  (6) 萎れ対策
 6.温度管理 ・・・〔11〕
  (1) 生長と発育
  (2) 日平均気温を把握する
  (3) 温度設定の考え方
 7.養水分管理 ・・・〔12〕
  (1) 植物にとっての水
  (2) 植物体内での水の動き
  (3) 水不足の症状と対策 ・・・〔13〕
  (4) 灌水方法 ・・・〔14〕
  (5) 肥料
 8.植物群落管理 ・・・〔15〕
  (1) 受光量を高める
  (2) LAI
  (3) 生長点付近の複葉の除去
  (4) 側枝伸長 ・・・〔16〕
  (5) 栽培環境と最適LAI
 9.植物体樹勢バランス
  (1) 栄養生長と生殖生長
  (2) 樹勢バランス制御の基本的な考え方
    CO2施用制限 ・・・〔17〕
    灌水量の制限
    肥料(窒素)制限
    強い摘葉
    自根苗利用
  (3) 制御の具体的な方法
   (1)地上部環境制御
   (2)地下部環境制御 ・・・〔18〕
   (3)植物体管理,その他
 10.データとモデルの活用
  (1) 植物のもつ能力
  (2) 理論的最大収量を把握する
  (3) 栽培環境データを活かす ・・・〔19〕
  (4) 生育調査を併用する ・・・〔20〕
  (5) 栽培シミュレーションソフト
  (6) 労務管理 ・・・〔21〕
  (7) 感性の重要性
 11.栽培コンサルタントと勉強会
  (1) コンサルタントの役割と種類
  (2) 生産者同士のグループ勉強会
  (3) 国内での取組み ・・・〔22〕

キャプション

第1図 オランダの栽培施設の変化
第2図 光合成と呼吸の関係
第3図 群落内へのセンサー設置事例
第4図 光―光合成曲線
第5図 葉が多層のときの光合成速度
第6図 収束性の良いカーテン(LSカーテン)とカーテン装置(SHフィット)
第7図 冬季は閉め切りの保温カーテン
第8図 白色のマルチを設置したハイワイヤーによるトマト栽培
第9図 CO2濃度と生長量の関係
第10図 施用量が少なくてすむ,「ゼロ濃度差CO2制御方法」(イメージ)
第11図 CO2発生機から発生したCO2を暖房機に吸わせて(写真左),温風ダクトを介して温風機の送風と(写真右)CO2施用を行なっている事例
第1表 湿度に関する用語と意味
第2表 萎れを防ぐための午前中の飽差制御方法
第3表 日射量を基準にした目標温度
第12図 植物体を構成する元素(%)
第13図 下葉の巻きは典型的な水不足の症状
第14図 水不足で小玉化した果実
第4表 日射量に応じた灌水量の目安
第15図 生長点付近の複葉の除去
第16図 側枝を伸長させ主枝本数を増やしたようす
第5表 トマト栽培での栄養生長と生殖生長の特徴
第17図 栽培方法と環境要因がトマトの糖の分配に及ぼす影響
第6表 オランダにおける主枝本数管理の実際と収量試算
第7表 わが国における主枝本数管理と収量試算(1)
第8表 わが国における主枝本数管理と収量試算(2)
第18図 制御コンピュータを用いたハウス内環境制御の例
第19図 トマトハウス見学時に緑色の手を見せてくれた生産者
第20図 生育調査のデータを記したタグ
第9表 Rijk Zwaan社のトマト品種展示実証ハウスで提供される生育データ
第21図 仕事中に各作業者が持つ端末機
第22図 栽培コンサルタント自身も生産者で勉強会や情報交換を行なっている

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