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記事IDN200811_001
作品種別農業教育
特集タイトル特集 「風土」を活かす「食」に加工と学び
上位サブタイトル写真でみる 高校の新たな学びの創造
連載タイトル
記事タイトル地域・行政と連携した さる柿合戦プロジェクト
下位サブタイトル
年・月2008年11月号
開始ページ2
執筆者
執筆者所属
取材対象長野県富士見高等学校
地域1長野県
地域2
現地域
見出し●「さる柿合戦プロジェクト」のねらいとおもな取組み●地域の方に学ぶ収穫用の竹竿づくり●地域の人々と協働した柿の収穫から販売まで●干し柿づくりにも挑戦●被害防止・野生動物との共存をめざした環境整備の取組み●地域の歴史・文化学習、活動発表などへの広がり
キャプション富士見高校のある地域でも、近年では里にサルが出没するようになり(上)、柿や栗、トウモロコシなどの農作物に被害をおよぼしている(下)。とくに、人家周辺の熟れた柿はサルを誘引する大きな要因となっており、これをサルの出没前にもいでしまって活用することで、サルの出没・被害を防ごうとするのが、このプロジェクトのねらいとおもな取組みである(左)。/地域(下蔦木地区)に出かけて、人家周辺の柿もぎに取り組む生徒たち(園芸科3年「環境科学基礎」選択者)/最初の活動は竹竿づくり。長い竹の先約20cmに割れ目を入れ、ビニルテープを巻く(地域に伝わる昔ながらの方法。竹竿の割れ目に柿の枝をさし入れ、竹竿を回すと、柿の枝が簡単に折れて収穫できる)/地域の人々と一緒に収穫・箱詰めした柿(干柿用渋柿「甲州丸」)は、地区の公会所で保管。50箱余りを1箱1000円で近くの「道の駅」で販売したが、購入希望者の長い列ができ、あっという間に完売。/地域の人々と一緒に取り組む柿の皮むき作業。/干し柿にするものは、枝をT字型に残してへたをとり(上)、皮をむいて、ヒモに10個ずつ結んで、軒下につるす(左)。仕上がった干し柿は、全校生徒への配布も行なった。/2006年には防護柵や竹や木を伝って乗り越えてくるサルを防ぐため、防護柵周辺の竹などの伐採にも取り組む(上)。/2008年には、高齢化が進んだり竹の利用がなくなったりして、手入れされずに混みすぎた状態になった竹林の整備にも取り組む(右)。伐った竹は竹炭の材料やイネの「はざ」用竹などとして活用。/2006年には柿の収穫作業がしやすくなるように、柿の木のせん定・低木化にも取り組む(上)。/せん定枝を利用した炭焼きも開始。プロジェクトのメンバーは山野草植栽ボランティアにも参加、山野草がシカに食べられないように、防護柵を設置(右)。/冬には地域の方の案内で集落内を見学、地域の歴史や文化についても学ぶ(上)。/反省会を兼ね報告会も実施(中)。このとき、柿の販売金を集落の鳥獣害対策費として寄贈。/野生動物に関する研究会などでも活動発表(下、2006国際クマ会議での発表)
記事区分
親記事/かこみ
作目
備考/キーワードN200811_001
ページ数(ポイント数)6