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記事IDK199607_003
作品種別自然教育活動
特集タイトル特集・21世紀は農山漁村の時代 ―自然と食と教育の関係性を考える―
上位サブタイトル第十回「自然と食と教育を考える研究会」の記録
連載タイトル
記事タイトル風土・身体に調和した農耕技術が地域に富を生む
下位サブタイトル
年・月1996年07月号
開始ページ18
執筆者斉藤春夫
執筆者所属農文協『現代農業』編集長
取材対象
地域1
地域2
現地域
見出し●1 高齢化・女性化と農業の活況◎農業は高齢者と女性が担っている◎身体の条件にあわせて技術が変わりはじめている◎女性がはじめている流通変革◎村を守る大きい農家の登場と作業変革の課題●2 老人・婦人ならではの「小力」技術の革新性◎プラットフォームをつくって機械の運搬を楽にする工夫◎プール育苗で、楽で質のよい苗ができる◎「小力」という新しい概念◎他生物利用の農法の例 ―長野のコイ・フナ放流稲作◎土着菌は自然力の根源の一つ●3 生活から出てきた女性の「食業起こし」◎なぜ、農家のおかあさんたちは食業起こしに向かっているのか◎米の産直が生産のはげみに●4 パソコンで『現代農業』の検索ができることの意味◎手製の検索ノートと『現代農業』記事検索CD‐ROM◎記事検索CD‐ROMを地域活性化の武器に
キャプション●さいとう・はるお/年を取ると足腰が弱くなるから、機械の扱いも変える必要がある。ブリッジを使っての耕耘機の荷台への移動は、ブリッジがせまいのできわめて危険。そこで下のようにプラットフォームをとりつけた。乗せるのも降ろすのもラク/ハウス内にビニールを敷いて育苗するプール育苗/春先は専業農家にとって超多忙な季節。プール育苗では、水道の蛇口をひねれば潅水が終わるのでラクである/水が同じ深さで張れるように、モミガラで均平をはかる/プール育苗の根は板群によい/コイとフナを田植えの終わった水田に放して、除草とコイ、フナ生産の二つを狙う/いろいろな大きさのものを放す/ヒノキの小枝をあちこちに立てる。鳥に追われたときの隠れ場であり、コイ、フナの産卵の場所となる/収穫の半月ほど前に落水。コイとフナを収穫する。コイ、フナが除草してくれて、草は全然生えていない/平成5年の冷害の年、まわりの田んぼは全く実が入らなかった/左はコイ、フナ放流の効果が出た田んぼ。冷害年にみごとに稔った/収穫されたフナ。春に生まれたフナが田んぼでこんなに育つ/フナの甘露煮/どこにでもある竹林の落葉をさぐると白い菌糸のかたまりがみつかる/農家の間で“ハンペン”と通称されているもので注目されている/“ハンペン”は強力な土着菌。ボカシ肥のよい発酵が導かれる/土着菌は田んぼの切り株からもとれる。杉箱にごはんをつめて、株にかぶせるとすぐに採取できる/採取された土着菌と砂糖をまぜるとただちに強力な発酵がはじまる/ヨモギと黒砂糖をあわせて天恵緑汁をつくる。ヨモギの葉面の土着菌が発酵を誘導する
記事区分
親記事/かこみ
作目
備考/キーワード
ページ数(ポイント数)19