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記事IDS201011_004
作品種別食農教育
特集タイトル特集1 育てやすくて食べて楽しい 麦をまこう!
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連載タイトル
記事タイトル蔵王のおばあちゃん直伝! 麦芽あめづくり
下位サブタイトル
年・月2010年11月号
開始ページ6
執筆者編集部
執筆者所属農文協
取材対象奥平さき子さん
地域1宮城県
地域2
現地域
見出し●麦芽をつくる●麦芽あめをつくる●麦芽あめをつかう●番外編 香煎粉と麦茶をつくる!
キャプション甘ーい香り! ホントにあめができるのかな?/教材研究の師匠 奥平さき子さん(73歳)/築200年! おばあちゃんの家(奥平穣士邸)は、暮らしの知恵の宝庫(岡本央撮影、以下も)/これが大麦。麦芽のほか、香煎粉や麦茶(11頁)、押し麦、麦味噌などに使われる/いまは発泡スチロールだけど、昔は正月用のもち米を何升も蒸したあとの、カマドの余熱で保温しでだ。残り火や余熱もムダにしなかったんだな/炊飯器でもできる! 大和先生は、4〜6の工程を発泡スチロールでなく、炊飯器で行なう。放課後、保温にセットするだけなので、より簡単。翌朝1時間目の学級会や総合の時間で、搾ったり煮詰めたり。ストーブのある教室なら、上にのせておけば、授業中に甘い香りが漂ってきて、グッド!/大麦が発芽したときにでる消化酵素(アミラーゼ)によって、もち米のデンプンが分解されて甘くなる。ごはんを口の中でくちゃくちゃ食べていると、唾液に含まれるアミラーゼによって、ごはんが甘くなるのと同じ原理。大根おろしにもアミラーゼが含まれるので、麦芽を大根おろしに変えてもできる。また、米と同じく、サツマイモもデンプンを含むので、もち米をサツマイモに変えてもOK。/大和先生と娘さん(小6) あめ水ができた!/あめもちをいただきます! きな粉をまぶしたあめもちは、もち米と大麦(田んぼの裏作)、大豆(田の畦で栽培)のハーモニー。田んぼの恵みがまるごと詰まったおもちなのだ/麦芽あめ こんなおやつにもピッタリ 温め直してはあめもちを食べているうちに、だんだん麦芽あめが濃くなって水あめのように固くなる。そうなったら、きな粉を混ぜ合わせてあめ玉をつくったり、砂糖の替わりにして大学芋をつくったりもできる/「1年生のとき、家でお父さんがはじめて麦芽あめをつくってくれました。お父さんには『おいしい!』って言ったけど、心のなかでは『なにこれ!? まずい!』って思った。そのころ、ドーナッツとかゼリーとかばっかり食べてたから。でも、最近はニキビとかができて、冬に干し柿とかリンゴとかばっかり食べてたら、ニキビも少なくなって、あめもちも、すっごくおいしいと感じるようになりました!」(娘さん)/香煎粉 大麦からつくる簡単おやつ。西のほうでは「はったい粉」と呼ばれる/粉にして、ふるいで殻をとりのぞき、砂糖と塩(かくし味)を混ぜて食べる。水を適量加えて食べやすくしてもよい/麦茶 深煎りすると、香ばしい香りが部屋中に漂う。秋冬でも温かくしておいしくいただける/本物のストロー(麦ワラ)で、麦茶をいただく/製粉所に聞きました! 本格麦茶づくり 砂といっしょに麦を煎ると、砂の圧力と遠赤外線効果で、大麦が勢いよくはじける。最近は砂窯ではなく、クリーン焙煎と称して熱風で煎る工場が多いそうだが、やはり、砂で煎ったほうが、じっくりと熱が入る/麦ストローでシャボン玉! 麦ワラのことを英語で「ストロー」という。プラスチックのものが主流になる前は麦のストローが実際に使われていた
記事区分
親記事/かこみ親記事
作目
備考/キーワード
ページ数(ポイント数)6