『農業技術大系』作物編 第1巻 本+79~本+102(ページ数:24)

イネ(基本編・基礎編)>基本編>稲作技術史

II 江戸時代の稲作技術

開始ページ: 本+79

執筆者: 山田龍雄

執筆者所属: 元九州大学農学部

備 考: 執筆年 1975年

記事ID: s0100590

見出し

 1.元禄文化を支えたもの ・・・〔1〕
 2.稲の種類と水田の形状 ・・・〔3〕
  (1) 多様な“品種””
  (2) 受身の対応 ・・・〔4〕
  (3) 赤米
  (4) 湿田が一般的 ・・・〔5〕
 3.江戸時代の稲作技術
  (1) 播種と田植え
   (1)主流は田植え稲作
   (2)瀬戸内・北九州に多い犂耕 ・・・〔6〕
   (3)念入りな早春の耕うん
   (4)田植えと結,分業 ・・・〔7〕
  (2) 管理作業 ・・・〔8〕
   (1)苗の活着と水管理
   (2)中打ちと除草
   (3)病虫害,冷害対策など ・・・〔9〕
  (3) 肥料調製と施肥
   (1)人糞尿への関心
   (2)草肥の施用 ・・・〔10〕
  (4) 収穫・調製 ・・・〔11〕
   (1)収穫とはざがけ
   (2)こい箸から千歯へ
   (3)年貢-その労働 ・・・〔12〕
 4.稲作反当労働量
 5.稲作技術の進歩 ・・・〔14〕
   (1)鍬
   (2)足踏揚水車
   (3)肥料 ・・・〔15〕
   (4)害虫防除
   (5)品種の選択と耕種法の改善
 6.水田の拡張 ・・・〔16〕
  (1) 開田の進展
  (2) 新田と農民 ・・・〔17〕
 7.村のすがた・人のくらし ・・・〔18〕
  (1) 九州のばあい
  (2) 東北のばあい ・・・〔19〕
  (3) 関東など先進地のばあい ・・・〔20〕
 8.水田農業発展の限界 ・・・〔21〕
  (1) 裏作への関心
   (1)領主の裏作への無関心
   (2)すて作りの麦作
  (2) 集約化-商品作物への傾斜 ・・・〔22〕
  (3) 水の共同体規制

キャプション

第1図 近世における新田開発の地域別動向
   キーワード:中流平野開発の新田\三角州開発の新田\全国\東日本\西日本
第1表 元禄前後の農書
   キーワード:百姓伝記\会津農書\農業全書\耕稼春秋
第2表 『会津農書』における土壌の種類に「相当の稲草」
   キーワード:黄真土\黒真土\白真土\砂真土\野真土\徒真土\砂土\野土\徒土\卑泥土\陸土\薄土\天水田\谷地田\肥過田\新田\かうばし[鼠わせ]\鶴首\早生熊谷\笠熊谷\ノゲなし三寸毛[坊主三助]\よてろく[小女房]\ごんすけ\金森三助\北国\稲泉\野村白しね\ぢもたす\京女郎\田神\しやうもち\九戸\糸もち\細葉\ほつ国\野むら\黒さん助\早稲\中手稲よし\早稲よし\仙道\八八日\越後\細葉\九戸\長井わせ\えつほ\八八日\長井\分後(豊後か)\えつほ\赤稲\ひめつる\八ヱ門わせ
第2図 浸種
第3図 種播き
第4図 長床犂
第5図 牛耕作図
第6図 代掻き
第7図 田植え
第8図 かしき(青刈敷)
第9図 こい箸
第10図 『耕稼春秋』(1707)にみる稲扱き
第11図 『農業全書』(1696)による稲扱き
第12図 籾摺り・収納風景
第13図 唐箕
第3表 封建農業での作業別稲作反当労働量
   キーワード:苗代\耕起\代掻き\田植え\除草\潅排水\施肥\刈取り・脱穀\調製・包装
第14図 性学まんのう
第15図 新田高の地域別増加率
第4表 上州群馬郡‐小農の経営状態(寛政年間)
   キーワード:稲\田ムギ\畑ムギ\ダイズ\ヒエ\アワ\アズキ\イモ\野菜\稲作所要労働\麦作所要労働
第5表 肥後中村手永での水田裏作麦反収別村数の分布(1857)
   キーワード:裸麦\小麦
第6表 元禄17年(1704)更池村階層別労働力構成
第16図 嘉永7年,更池村の水田利用状況

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