プロフィール
出展:第8回作品集(平成21年度)
森の名手・名人:谷野武信(紙漉き職人)
職種:紙
名人の住む地域:兵庫県西宮市
聞き書き:桑原嵩平
学校名:山口県立山口農業高等学校
ページ数:4
プロフィール:1935(昭和10)年西宮市生まれ。15歳で父のもとで400年の伝統を持つ名塩紙(なじおかみ)の紙漉きを始める。名塩紙は雁皮(がんぴ)に名塩周辺で取れる泥土を混ぜて作るこの地方独特の和紙で、虫が付きにくい、カビが生えない、シミができにくい、変色しないという特徴があり、長期の利用に耐えることができる。現在では金箔を作るのに用いる箔打ち原紙や熊本城、桂離宮などの文化財の襖紙として使用される。2002年には人間国宝に認定されるが、「いくら熟練しても毎日が稽古」と語る。
備考: