プロフィール
出展:第6回作品集(平成19年度)
森の名手・名人:笠井啓久(紙漉き職人)
職種:紙
名人の住む地域:山梨県南巨摩郡身延町
聞き書き:望月新太
学校名:山梨県立農林高等学校3年
ページ数:4
プロフィール:1933年(昭和8)生まれ。西嶋和紙の伝統を受け継ぐ山十製紙に勤め、長年、紙漉きに従事する。西嶋和紙の歴史は戦国時代に遡るといわれ、ミツマタを原料とした画仙紙や書道紙で高い評価を得てきた。現在は主に、古紙や稲藁を原料とする。漉いた紙は、重ねた状態のまま圧力をかけて水分を絞り出し、約半月、天日で乾かす。それを再び水に浸して一枚ずつ剥がし、鉄板に貼って乾燥する。紙が濡れた状態なので破れやすく、熟練を要する作業だ。近年はケナフやヨシなど様々な原料にも挑戦する。
備考: