ウドの病気

●株の被害

養成畑の病害 葉に円形または不規則形の病斑,病斑上に小黒粒が散生 褐紋病
定植直後苗が軟腐,ネズミ糞状の菌核形成 菌核病
夏の終わりころ地上部枯死,地ぎわにナタネ状の菌核 白絹病
軟化中の病害 軟化茎は茶色に軟腐,地ぎわに綿状のカビ 菌核病
軟化茎は黒く腐り,地ぎわに絹糸状のカビ 白絹病
はじめ葉裏の葉脈上に淡褐色で隆起したコルク状の病斑を形成し,葉脈,葉柄,茎に及ぶ。激発すると葉柄は湾曲し,葉は奇形化する そうか病
軟化茎が発芽後まもなく,茎基部から暗褐色水浸状に腐敗する 疫病
根株養成畑で7月上旬ころから発生し,ウドの大木の立枯れをおこす 萎凋病
下位葉から発病し,葉には径1cm以上の大型の病斑ができる 黒斑病

ウドの害虫

●茎の加害

成虫は,地表から10~20cmぐらいの茎の表皮を後食する センノカミキリ

●根株の加害

根株が幼虫の食害を受ける。成虫は体色が白く目だつ。群がって茎葉を食害する ヒメシロコブゾウムシ

●葉の加害

根株養成畑では乾燥がつづくと多発し,葉が萎縮するなどの被害がでる。葉裏に寄生 アブラムシ類