エダマメの病気

●茎の被害

通常発芽間もない幼苗期から成熟期まで発生。幼苗期は,地上や地下部の胚軸に水浸状の病班が生じ,後に葉は衰弱,萎凋しやがて苗立枯れ症状を呈する。開花あるいは着莢後の株では,根部や茎の地際,下位の分枝節を中心に,楕円形または紡錘形の水浸状ないし褐色の病班を形成 茎疫病

エダマメの害虫

●葉,茎の加害

茎に寄生して吸汁加害する。茎または葉に,5mm前後の黄褐色の成虫 マルカメムシ

●莢の加害

豆の肥大が悪くなる。豆ざやがすべて落花して収穫皆無となる 子実吸汁性カメムシ類
豆ざやに孔があき,虫糞がこぼれ出ている シロイチモジマダラメイガ
莢を好んで食害し,食害を受けた莢は大きな穴があき,中の子実粒もかじられる ツメクサガ

●莢,子実の加害

ふ化幼虫は,ふ化後まもなく莢内に侵入し,内部の子実を食害して発育する マメシンクイガ

●葉の加害

新葉を糸でつづり合わせる。さやの表面が食害され,糸で葉と一緒につづられる マメヒメサヤムシガ類

●葉,莢の加害

ダイズが出芽すると,子葉,初生葉,本葉などを食害。着莢期になると莢表面を食害 フタスジヒメハムシ